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まわたり龍治からのメッセージ
海外医療ボランティア

私は、長年続けてきた東南アジア諸国への支援活動を、できれば生涯やり通したいと願っています。口唇口蓋裂の治療ボランティア活動もその一つです。
「口唇口蓋裂」とは、上唇や上あごが先天的に裂けている状態のことを言います。「みつくち」とも称されます。これは胎児期に何らかの原因でなるもので、日本では数百人に一人の割合で発生していると言われています。

治療としては、まず幼児期に手術することが必要で、その後幼少期の再手術や、言語訓練などが必要だったりしていました。しかし手術法の進歩などにより、日本など先進国ではその対策が非常に進みましたが、アジア諸国には十分な治療を受けられず、顔面の障害を残したまま成長する子供が多いのが現実です。その治療対策チームとして、愛知学院大学付属病院に本部を置く<NPO法人日本口唇口蓋裂協会>が、医療ボランティアとして毎年東南アジア諸国に医師団を派遣し、治療にあたっています。

私は、2005年にベトナム、2007年はモンゴルにこの医師団と同行して現地を視察し、足手まといながらも現場の微力となって手伝い、また医療スタッフや日本国領事館とミーティングをしました。診察・治療の現場はまるで戦場のように慌しく、激務のあまり過労で点滴を打ちながら治療にあたる医師もいますが、「子供たちやその親の喜ぶ姿を見たら、また参加したくなりますよ」と言われたとおり、素晴らしい成果を挙げています。正に感動ものです。

そして今年(2007年)、この医療チームでご一緒させていただいた愛知学院大学歯学部付属病院の看護師長さんが、ベトナムの『児童保護育成勲章』を受章しました。日本口唇口蓋裂協会の診療派遣団の一員として毎年、都合9回にわたりベトナムのベンチェ省に赴き、乳幼児の口唇口蓋裂の診療に大きな貢献をし、ベトナムの子供たちに幸福の光を与えた功績が認められたのです。
彼女はこのミッションを「一週間という限られた時間の中で、一人でも多くの子供を治療してあげる戦い」と語り、その気迫が現場でもひしひしと伝わってきました。診察中の緊迫した空気の中で、見事に他の看護師の指導もしていました。

現場に赴き、そこでの問題点と、携わる人々の努力や功績をきちんと自分の目で見、肌で感じることによって、政治家として何を成すべきかが判ってくると思います。
その上で、実のある政策を行う必要があると考えます。海外への援助や貢献も同様です。そのためにはまず、自分自身が人々と共に汗を流し、苦楽を分かち合うことが必要だと肝に銘じています。



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